イラン・イラク学術週間中に200件以上の協力協定が締結:イランに6万人のイラク人留学生
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イラン・イラク学術週間中に200件以上の協力協定が締結:イランに6万人のイラク人留学生
イラン学術省のレザーイーファル国際科学協力センター長が、第2回「イラン・イラク学術週間」の成果を説明する中で、「我が国では6万人のイラク人留学生が学んでいる」と語りました。
【ParsTodayイラン】今月17日から20日までの期間において、イランの学術相・次官ら、イラク高等教育相および職員、そして両国から選抜された複数大学の学長らの出席のもと、第2回「イラン・イラク学術週間」がイラクにて開催されました。
この催しは第2回「イラン・イラク学術週間」の延長として、イスラム教国であるイランとイラクの壮大な戦略に着目し、両国間の良好な関係及び、科学技術分野での国内・国際交流を深めることを目的に計画されたものです。
この行事の主な目標には、両国間の主要大学や研究機関の交流、世界の主要大学とイランおよびイラクの大学との架け橋の構築、科学技術分野における戦略的な共同研究 新興技術分野の教授や専門家の教育と訓練、工学、基礎科学、数学、人文科学、医学、農業の分野を含むあらゆるレベルと学位の教授・学生の交流、そして両国の大学教授間の交流に必要な基盤の構築、またイスラム諸国の教授間の科学交流に必要なインフラの構築などが挙げられます。
またこの行事では、イラン・イラクの大学間で200以上の学術協力協定が締結され、イランに留学中の優秀なイラク人学生200人への奨学金支給、共同教育コースの開催、イラクにおけるイランの大学の支部設立などについて合意が成立しました。

レザーイーファル・イラン科学省国際科学協力センター長は、第2回「イラン・イラク学術週間」の詳細について「昨年我が国の北東部マシュハド市で両国の大学の参加のもとに開催された『学術週間』の延長として、イランの約40の大学と15の科学技術パークが、イラク側の主催による同国カルバラーでの行事に参加した」と述べています。
同センター長によりますと、この行事の主な目的は、これまでの理解のフォローアップ、学生交流、教授の研究機会、共同研究プロジェクトの実施を含む科学技術交流の新たな要件と可能性を検討することとなっています。
イランに6万人のイラク人留学生が在学中
レザーイーファル・センター長は、イラク人学生がイラン留学に興味を持っていることを指摘し、「現在、我が国では6万人のイラク人留学生が学んでいる」と述べました。
同センター長の話では、第2回「イラン・イラク学術週間」において、イラク側は同国からの留学生がイランの文化と言語を身につけ然るべき教育課程を修了することに関心があると強調しました。