イランの薬学、歯学、看護学の地位は世界上位・知識生産ではイスラム圏で第2位
(last modified Sat, 22 Feb 2025 10:58:35 GMT )
2月 22, 2025 19:58 Asia/Tokyo
  • イランは薬学、歯学、看護学の3分野で世界上位・知識生産ではイスラム圏で第2位
    イランは薬学、歯学、看護学の3分野で世界上位・知識生産ではイスラム圏で第2位

イラン保健医療教育相が、「薬学、歯学、看護学の3分野におけるイランの学術的地位は世界的に見て高い」との見解を示しました。

【ParsTodayイラン】イランのザファルガンディ保健医療教育相は、テヘランで行われた第30回ラーズィー医学研究技能フェスティバルの閉会式で、同国の学術的地位が好ましい位置にあるとし、「世界の知識生産において、イランは薬学で8位、歯学で11位、看護学で13位につけている」と語りました。

また、「いずれの国もその発展は科学の進歩にかかっている」と強調し、「学術発展の前提条件、つまり科学者の尊厳が守られない限り、発展はありえない。諸国の歴史を振り返っても、学者が大切に扱われた地域では、その国の成長と発展につながった」と述べました。さらに、イランが世界において科学分野で高く評価されていることに触れ、「我が国が発展を望み、国益を最優先目標とするなら、学術研究の発展の前提条件つまり、科学と学者への敬意を我々の最優先課題とする以外に道はない」としました。

イランの学術発展は2005年の34位から2024年には17位に躍進した一方、イランやイスラム諸国の科学技術力をモニターするイスラム世界学術引用情報データベース(Islamic World Science Citation Database・ISC)のセイェド・アフマド・ファーゼルザーデ所長によると、イランは2024年に知識生産の面で世界各国中で17位、イスラム圏では2位にランクされています。

この報告によれば、過去20年間のイラン人研究者による学術面での成果において、イランの知識生産量は増加し続けており、2005年には世界におけるイランの知識生産件数は8497件だったのが、2024年には7万5928件に増加していることが判明しました。同所長はまた、イスラム革命の勝利直後の1980年の時点で、イランは知識生産の点で世界各国中50位、イスラム圏では5位だったのが、2024年には2位に浮上したとしています。さらに、「我が国の知識生産は、イスラム革命勃発当初から現在までに267倍に増加した」としました。

 


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