イラン大統領のケルマーンシャー州訪問
イランのローハーニー大統領が、西部のケルマーンシャー州を訪問し、州都のケルマンシャーで、住民を前に演説した他、イスラム法学者、イランイラク戦争の参戦者、エリートらとの会合、また、州の開発と投資に関する会合に出席しました。
マンスーリー解説員
ローハーニー大統領は、ケルマーンシャー州訪問の初日、この州の人々との会合で、「ケルマーンシャーは、イラン西部の大きな門戸であり、イランとイスラムの文明の発祥地、さまざまな民族の連帯と共感の地だ」と語りました。また、トルコでの最近のクーデターに触れ、「クーデターにより、人々を戦車や砲弾で攻撃する時代は終わった。現在、トルコ、シリア、イラク、レバノン、イエメンなどの地域諸国の問題を解決することができるのは、国民の投票のみである」と語りました。また、テロ、占領、シオニズムを地域の問題として挙げ、「地域の問題は、イスラムの旗のもとでの統一によって解決できる。イラン国民は、イスラム法学者による統治を軸に連帯し、地域のテロリストや殺人者と闘っている」と語りました。ローハーニー大統領は、ケルマーンシャー州のイスラム法学者らとの会談でも、「イスラム革命と、過去37年間のイスラム体制の成功は、イラン国民の統一によるものだ」と述べました。さらに、ケルマーンシャーは、イランの学術的な歴史において、政治、気候、経済、文化のさまざまな分野で特別な地位を有しているとし、この州がイラクと国境を接していることは、経済発展の機会であるとし、それをうまく活用すべきだとしました。
この他、ローハーニー大統領は、今回のケルマーンシャー州訪問で、この州の開発と投資に関する会合に出席しました。ローハーニー大統領は、民間部門の活動を拡大する条件は整っているとし、「ケルマーンシャーは、イランの経済と貿易の西側の門戸であり、エネルギー、産業、農業、観光の可能性を利用することで、この州の雇用問題を早急に解決すべきだ」と述べました。さらに、「対イラン制裁の解除により、イランの経済発展に向け、他国との建設的な協力を拡大する道は開かれている」と強調しました。
ローハーニー大統領は、ケルマーンシャーにある古代遺跡、ターゲボスターンを視察し、この歴史遺産の状況と保護活動について説明を受けました。
ターゲボスターン遺跡群は、ターゲボスターン山のふもとに3世紀に建設され、山と泉の存在により、イランの見所のひとつとなっています。
ローハーニー大統領と20人の政府関係者は、17日日曜、各州訪問の29州目として、ケルマーンシャー州に入りました。今回の大統領の訪問に合わせ、都市開発、経済、サービスに関する100以上のプロジェクトが始動します。