イラン軍参謀総長:「敵の過ちに対する対応は過去とは大きく異なる」
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ムーザヴィー・イラン軍参謀総長が「我々は停戦ルールは熟知しているが、敵のあらゆる動きを監視しており、いかなる過ちがあった場合の対応もこれまでとは大きく異なってくる」と語りました。
(last modified 2025-10-21T10:40:21+00:00 )
10月 20, 2025 19:46 Asia/Tokyo
  • イラン全軍参謀総長のセイェド・アブドルラヒーム・ムーサヴィ少将
    イラン全軍参謀総長のセイェド・アブドルラヒーム・ムーサヴィ少将

ムーザヴィー・イラン軍参謀総長が「我々は停戦ルールは熟知しているが、敵のあらゆる動きを監視しており、いかなる過ちがあった場合の対応もこれまでとは大きく異なってくる」と語りました。

ムーサヴィー参謀総長は軍士官学校の卒業式で「今日、世界はイランの信念、意志、勇気、そして団結に敬意を表しており、世界は抵抗の力を信じている」と述べています。

【ParsTodayイラン】IRIB通信によりますと、ムーサヴィー参謀総長はパレスチナによる対シオニスト攻撃「アクサーの嵐作戦」の結果について「この作戦は、地域と世界における重大な出来事の発端となった。長年、自らのメディア帝国によって自らを正義と提示してきたアメリカとシオニストは、完全に恥辱を受け、さらし者となった。犯罪者及び子供殺害師という彼らの真の素顔が全世界にとって明らかになり、完全に忘れ去られつつあったパレスチナが、世界の最大の問題となった。真実と抑圧された存在の叫びは世界の耳に届き、偽善者と抑圧者は完全に恥をさらした」とコメントしました。

また「今日では、最も悲観的な人々でさえ、イラン・イスラム革命の立場は真実と原則に基づいていると信じるようになっている。もし世界の虐げられた被抑圧民の防衛という声をあげるなら、それは歴史の正しい側を選んだことになり、もしそれが横暴者に立ち向かうなら、それはその者のイラン・イスラム革命の賢明さや威信、そして独立の証である」と語っています。

さらに「シオニスト政権イスラエルはアメリカの支援を得て、対イラン攻撃によりこの不名誉、国民の憎悪、自国内分裂の苦境から逃れようとしたが手痛い失敗を喫し、自暴自棄のあまり停戦を求めた」と述べました。

そして、今日の敵がメディアと人々の意識において敗北を埋め合わせようとしていることを指摘し、「我々は全面的な認知戦争、すなわち人々の精神構造、知覚体系、信念、そして希望を変えようとする戦争のさなかにある。彼らは武力、脅迫、軍事作戦では達成できなかったことを、歪曲、噂、心理作戦、そして偽の作り話の捏造によって追求している」としています。

そして「イランの敵は本質的に残忍で攻撃的だが、今回の打撃を受けた後、彼らが再び悪意を抱く可能性は低いだろう。もっともそれは、彼らが賢明であればという話である。我々は彼らの動向を注意深く監視している。我々は決して好戦的ではないが、備えは万全である。交戦規則は理解しており、現時点では一切行動を取るつもりはない。しかし、今度という今度は、我々の行動は全く異なるものになるだろう」と語りました。

ムーサヴィー参謀総長は最後に「彼ら自身が認めているように、彼らは15年間計画し、装備と準備を整え、幾度となく計画を練り、潜入者を組織だて、念入りに準備し、彼らにとって最適な時期を選び、慎重に計画を実行した。しかし、イランイスラム革命最高指導者ハーメネイー師の指揮の下、神の恩寵、洞察力に富むイラン国民、そして勇敢なイラン軍によって、彼らは忘れらがたい打撃を受けた。イラン国民は、これまであらゆる困難を乗り越えてきたように、現在の問題も克服するだろう」と結びました。

 

 

 


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