イラン革命防衛隊総司令官代理、「サウジアラビア軍のシリア派遣は、政治的なジョーク」
(last modified Sun, 07 Feb 2016 10:11:44 GMT )
2月 07, 2016 19:11 Asia/Tokyo
  • イラン革命防衛隊総司令官代理、「サウジアラビア軍のシリア派遣は、政治的なジョーク」

イランイスラム革命防衛隊の総司令官代理が、「サウジアラビア軍のシリア派遣は、政治的なジョークだ」と語りました。

イスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官代理は、6日土曜夜、テレビのインタビューで、サウジアラビア地上部隊のシリア派遣の可能性について、「国際世論は、サウジアラビアの真の軍事力を知っている」と語りました。

サラーミー総司令官代理は、「サウジアラビアは、連合軍と共に、不平等な戦争の中で、あらゆる物理的な点から相手を上回っているにも拘わらず、イエメンの人々を相手に大きな敗北を喫している」と語りました。

さらに、「サウジアラビアが、イエメンの人々との地上戦のために、世界各地から兵士を集めて戦い、他国の要員によって国内の安全を確保しているとき、重大な戦いの待っているシリアに軍隊を派遣するような力がサウジアラビアに残っているのだろうか?」としました。

また、サウジアラビア地上部隊のシリア派遣の可能性は、サウジアラビアの政策に矛盾しているとし、「さまざまな名でシリアで戦っているテロリストの多くは、サウジアラビアから、資金や武器の他、精神的、政治的、イデオロギー的、信条的な支援を受けている」と語りました。

サラーミー総司令官代理は、シリアのアレッポ北部での政府軍と抵抗勢力の最近の勝利に触れ、こうした勝利は、運命を決定する、重要で驚くべき出来事だとし、「最近の勝利は、作戦や戦略の点から、影響力のある現象であり、政治的なバランスをシリア政府の有利に変更する可能性を整えるものだ」と語りました。