イラン大統領;「国際会議の場でイランの立場を断固として擁護」=ニューヨーク訪問を前に
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イランのマスウード・ペゼシュキヤーン大統領
ペゼシュキヤーン・イラン大統領が米ニューヨークへの出発を前に、今回の訪米の目的と計画について説明し、「国連総会での演説は、イラン・イスラム共和国の立場を説明し、地域の現実を伝え、イラン国民の声を国際世論に伝える機会となる」と語りました。
【ParsTodayイラン】IRIB通信によりますと、マスウード・ペゼシュキヤーン大統領は22日火曜午前、第81回国連総会への出席のためニューヨークへ出発する前に記者会見し、今年の総会のスローガンに触れ、「今回の会合は『信頼の回復、変革への対応(すべての人に成果を届ける国連)』というスローガンの下に開催されているが、実際には一部の事例において、諸国民や人々の権利を含む国際的および法的原則や枠組みは、一部の勢力が持つ政治、軍事、経済的な手段によって無視されている」と述べています。
また「しかしながら国連総会は、イラン国民が受けている抑圧、及び同時にその力強さを世界に説明できる場、且つ舞台である。我々は今回の訪問において、政治家、文化人、そして様々なメディア関係者と数多くの会合や議論を行い、イラン・イスラム共和国の立場と現状を国際世論に伝えることに努める所存だ」としました。
さらに、イラン国民が最近の成り行き・道筋において経験した状況や困難について言及し、「イラン国民は威風堂々とこれらの困難を乗り越えてきた。これは誇りである。我々は国際的な会合において自国の立場を力強く擁護し、イラン国民の真のメッセージを世界に伝えたいと願っている」と語っています。
そして「これほどの圧力、迫害、苦難にもかかわらず、イラン国民は尊厳と権威をもって立ち上がり抵抗しており、自らの祖国、国民、信仰心、信念を死守するだろう」と述べました。
地域情勢に関するイランの立場を説明
ペゼシュキヤーン大統領は、今回の訪問における会合や議論で取り上げられる議題についての質問に対し、「現状の説明、イラン国民への抑圧、地域で引き起こされた犯罪、そして国際舞台での不信感につながった出来事などが、我々の注目の主軸となるだろう」と語っています。
また、これまでの合意や協議でのアメリカによる約束違反・不履行の前歴に言及し、「イランはこれまで何度も交渉・協議の道を歩み、合意も締結してきたが、我々は交わされた約束事にもかかわらず、相手側が容易に合意や約束を破る実態を目の当たりにしてきた。この問題は、国際世論の面前で実際に起こっているものだ」と述べました。
続けて「安全で平和な世界を実現するためには、個人や諸国民、そして地球上のすべての住民の権利が尊重される必要がある。武力に頼って諸国民を服従させることはできない」とコメントしています。
さらに、パレスチナ・ガザ地区をはじめとする地域情勢についても「ガザ、パレスチナ、シリア、イエメン、イラン、そしてその他の地域で起きていることは、現地の現実の枠組みで注目される必要がある。テロ対策という名目で、全ての行動を正当化することはできない」と語りました。
加えて「民間人、民家や病院、公共施設への攻撃は、人権に関する主張に深刻な疑問を投げかけている。言語や表現方法に関わらず、現場の事実は多くの問題を雄弁に物語っており、国際世論はこれらの出来事を注視している。イラン南部ホルモズガーン州ミーナーブ郡の罪なき児童らはテロリストだったのか?攻撃者の無意味な犯罪は、テロリストを攻撃したのか?彼らはテロリストとの間に問題を抱えているから民家や病院、非軍事施設を攻撃したというのか?」として疑問を提起しました。
続けて、ガザ地区の人々の現状についても「食料や水へのアクセスを妨害し、女性、子供、高齢者を標的にすることは、人権に関する主張とは相容れないものであり、この状況は国際社会の真剣な配慮・注意を必要とする」と述べています。
メディア規制はイランによるメッセージ伝播を妨害できない
ペゼシュキヤーン大統領はさらに、国連総会に出席するイラン代表団の同行取材班の同行阻止を狙った工作、及びそれがイランの立場に関する情報発信にどう影響するかという質問に対し、「イランのメディアの存在感を制限しようとする動きがあったかもしれないが、我々に与えられている舞台・演壇は、イランのメッセージを伝える下地となる」と語りました。
また「ニューヨークには数多くのメディアが詰めかけており、我々が適切にメッセージを管理・発信できれば、イランの立場を反映させることが可能となろう」と述べています。
続けて「設けられた一連の制限は、地域で起きている実態に対する一部の関係者の懸念の表れと捉えることができる」としました。
対イラン圧力工作はメディアのみに限定されない
この他にもペゼシュキヤーン大統領は、イランに対する様々な圧力について言及し、「こうした動きはメディア活動のみ限られない。一部の勢力は、イラン国民への圧力を可能な限り高め、我が国を降伏させようと、様々な手段の限りを尽くしている」と述べました。
さらに「軍事的圧力では思惑とする目標を達成できなかったため、相手方は他の分野で工作を追求した。それは例えば規制の導入、経済的・政治的圧力、国内紛争の扇動、そして一部のメディアや様々な潮流を利用して社会を分断・分裂させることなどである」としています。
そして「これらの工作の目的は、潜在的な弱点につけ込み、内部からの圧力により国民の結束を揺るがすことにある。しかし、我々は全知全能の神、最高指導者の指導力、そして国内に存在する団結と結束に依拠して、これらの企てに抵抗するだろう」とコメントしました。
ペゼシュキヤーン大統領は最後に、「今回のニューヨーク訪問がイラン・イスラム共和国の立場を説明し、地域の現実を伝え、イラン国民のメッセージを世界の世論に伝える機会となるよう希望する」と結びました。
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