イラン司法府長官、「人権はイスラムにおける中心事項」
イラン司法府のアーモリーラーリージャーニー長官が、「人権はすべての啓示宗教、特にイスラムにとって中心事項のひとつだ」と語りました。
IRIB通信によりますと、アーモリーラーリージャーニー長官は3日水曜、人間の尊厳とイスラムの人権の尊重に関する人権会合で、「イスラム教徒にとって、人権は特別な地位を有している」と語りました。
また、イラン司法府のラーリージャーニー人権本部長は、西側の人権への立場は、一方的で自己中心的、偽善的だとしました。
ラーリージャーニー本部長はまた、3日、イスラム人権会合で、「イスラムやそのほかの宗教の人々に対する西側の立場は、強要を伴う立場だ」と語りました。
さらに、「西側はイスラム諸国はイスラムに基づいた生活を確立する権利がないと語っている。西側はイスラム教徒にとっての一部の自由のみを認めてはいるが、彼らの基本的権利を剥奪している」と述べました。
イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディー国際担当次長も、「イランはこの30年間、イスラム的な理性に基づいた宗教的な民主主義と政治体制の運営を世界に提示してきた」と述べました。
テヘランで開催された第3回イスラム人権会合では、バーレーンの高位聖職者イーサー・ガーセム師とイギリスのイスラム人権調査委員会のマラーリー事務局長に人権に関する賞が授与される予定です。
イーサー・ガーセム師は平和的な形でイスラム教徒の人権擁護に貢献し、民主的な原則の推進にむけ努力したことから、人権に関する賞が授与されることになりました。
マラーリー事務局長も、イスラム教徒の人権擁護と、イスラム排斥への対抗に貢献したことで、この会合で賞が授与される予定です。