イランとインドの政策、真剣なテロ対策
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、インドのモディ首相とニューデリーで会談し、テロの危険性とこの悪しき現象に対抗するための協力に関して協議しました。
キャラミー解説員
シャムハーニー書記は、26日金曜夕方、モディ首相と会談し、「地域の2つの大国であるイランとインドのの独立した立場と建設的なアプローチは、両国にとって、地域問題を解決し、過激なタクフィール主義のテロに対抗するための協力に向けた考慮に値する下地を整えている」としました。また、過激なタクフィール思想を支持することで、実際ISISの製造工場に変っている地域の一部の国の行動を非難し、「イランとインドの文化協力は、インドのイスラム教徒の社会における過激派の活動や影響の下地を消滅させる可能性がある」と述べました。
イランとインドは、アジアの西と南の影響力ある活発な2つの大国です。両国は、文化や文明の共通性、長年の歴史的関係に加えて、非同盟諸国でも突出した役割を果たしています。インドとイランの関係は、国際関係における独立した行動により、第三国の影響を受けることはありません。国際分野での責任ある国としての両国の歴史的、建設的な関係は、他国にとっての脅威にはならず、地域の安定、安全、発展以外のアプローチを追求する以外のものではありません。
こうしたアプローチに注目し、シャムハーニー書記の2日間のインド訪問は、共通のテロ対策における両国の協力の強化を意味しています。イランとインドは、テロの脅威を明らかな現実とし、この国際問題の解決を集団、共通、建設的な協力の枠内で追求しています。両国は経済協力に加えて、安全保障の可能性を利用することができます。
イランは、国家安全保障政策に基づき、国際分野での他国、とくに独立国との協力を自らの安全保障関係に基づいて確立しています。地域情勢への共通の政治的視点において、安全保障の可能性を利用することは、地域問題の解決やテロ対策において効果的なものです。西側の、いわゆるテロ対策連合に加わらないとするインドの論理的で正しい政策は、真のテロ対策におけるイランとインドの協力の強化に向けた下地です。インドなど近隣諸国との建設的な協力における安全保障の可能性の利用というイランのアプローチは、イランがテロ対策において真剣であり、その中で全ての可能性を利用することを示しています。
シリアのテロ対策において共通の可能性を利用するというイランとロシアの安全保障協力、イラン大統領のアゼルバイジャン訪問、またアゼルバイジャン及びロシアの大統領との三者協議への出席もまた、地域問題、特にテロの問題を解決するための地域におけるイランの協調政策を示しています。
安全保障の共通の可能性を利用するというイランの効果的な政策は、各国の建設的なアプローチやテロの危険性への共通の見方と共に追求されており、こうした見解の枠内で、ロシア、インド、シリアやイラクなどのその他の国はイランと共にテロ対策において効果を発揮しているのです。