イラン原子力庁、「核産業は、イランとロシアの間の戦略的なシンボル」
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イラン原子力庁のサーレヒー長官は、「核産業は、イランとロシアの間の戦略的なシンボルとなっている」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 10, 2016 20:31 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁、「核産業は、イランとロシアの間の戦略的なシンボル」

イラン原子力庁のサーレヒー長官は、「核産業は、イランとロシアの間の戦略的なシンボルとなっている」と語りました。

イルナー通信によりますと、サーレヒー長官は10日土曜、イラン南部にあるブーシェフルの第2、第3原発の着工式典の傍ら、記者会見し、「イランとロシアの関係は拡大の一途をたどっており、イランの政府関係者は特にロシアを初めとする国際関係の増大を強調している」と述べています。

また、6カ国との核合意はイランにおける原発の建設の下地を整えるものだとし、ブーシェフルの第1原発の管理が完全にイラン側に委譲されたことを明らかにしました。

(さらに、イラン政府の建設的な交流により、NPT核兵器不拡散条約にそった、核エネルギーの平和利用の発展が良好に進んでいる」としています。)

サーレヒー長官はまた、ロシアとの共同計画の1つとして、イランにおけるアイソトープや燃料の生産を挙げ、「安全性の高い原発の新設は、エネルギー確保や環境保護の助けとなることに加えて、2200万トン相当の石油の節約、そして自然環境への1400万トンの汚染物質の排出を阻止することにつながる」と語りました。

ブーシェフルの第2、第3原発は、ジャハーンギーリー第1副大統領、サーレーヒー長官、そしてロシアの原子力企業ロスアトム社のキリエンコ社長の立会いのもと、着工しています。