視点
アーバーン月13日、植民地主義との戦いの象徴
イランでは、11月4日にあたるアーバーン月13日は「世界の覇権主義との闘争の日」とされています。
イランの歴史において、異なる3つの年のこの日、さまざまな出来事が起こりました。それらはどれも、現代の最大の覇権主義国であるアメリカと、直接、あるいは間接的に関係のあるものでした。
1964年のこの日、イランのパフラヴィー政権は、のちにイランイスラム共和国の創始者となったホメイニー師の身柄を拘束し、トルコに追放しました。ホメイニー師は、パフラヴィー独裁政権と、アメリカのイランへの大規模な干渉に強く反対していました。
それから14年後の1978年のこの日、イランでイスラム革命の炎が広がっていた中、ホメイニー師の追放と国王の弾圧的な政策に抗議する学生のデモの一団が襲撃され、この中で学生たちが殺害されました。
そして今から42年前のこの日、イスラム革命が勝利を収める中、多数の大学生がアメリカのイランへの干渉に抗議し、スパイの巣窟となっていたテヘランにあるアメリカ大使館を占拠しました。ホメイニー師によれば、このとき大学生たちは、イランで第二の革命を起こしました。
イスラム革命の勝利後、イランの人々は、毎年、世界の覇権主義との闘争の日になるとイランの力と統一を示し、革命の真のメッセージである覇権主義の排除を叫んでいます。
覇権主義との闘争の日に際し、イランでは毎年、さまざまな行事が催されています。イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師も語っているように、イランのイスラム革命の覇権主義の排除という特徴は、常に体制責任者や国民に注目され続けています。
「覇権主義との戦いが休むことはない。これは我々の活動の一部である。根本的な活動のひとつであり、革命の基盤のひとつである。つまり、もし覇権主義との闘争がなければ、我々はコーランに従っていないことになる。覇権主義との闘争がやむことはない。覇権主義について例を挙げるとすれば、アメリカはその最たる例である」
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