ロシアのメディア、最高指導者の発言を大きく報道
(last modified Thu, 03 Nov 2016 11:35:45 GMT )
11月 03, 2016 20:35 Asia/Tokyo
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、イラン暦アーバーン月13日の世界の覇権主義との闘争の日に際して行った表明が、ロシアのメディアで大きく取り上げられています。

イタルタス通信はこれについて、「ハーメネイー師は、イランがアメリカに近づいても問題が解決されるわけではないと強調し、若者にそのことを警告した」と報じました。

また、「イランの最高指導者は、アメリカ大統領選挙の候補者が討論会で提起した問題に注目することは、さまざまな分野におけるアメリカの見解を理解する上で重要だとした」と伝えました。

インタファクス通信も、「ハーメネイー師は、大勢の若者やイランの人々に対し、アメリカの選挙戦は不祥事だと伝えた」と報じました。

さらに、イランの最高指導者の発言として、「アメリカ大統領選挙の2人の候補者は、アメリカの不名誉な事実を述べており、これはこの国の価値観や道徳の退廃を物語っている」としました。

また、「ハーメネイー師は、イランと6カ国による核合意の取り決め実施に対するアメリカの約束不履行に触れた」とし、「最高指導者は、中東の危機に関してアメリカと協議を行っても意味がないと強調した」と報じました。

別のメディアも、アーバーン月13日に関する最高指導者の表明を取り上げ、「イランの最高指導者は、クリントン氏やトランプ氏といったアメリカ大統領選挙の候補者の名前を挙げずに、この選挙で提起された問題が、アメリカの悲劇的な事実を示していることを強調した」と伝えました。