ヴェラーヤティ氏、「我々はアメリカに要求すべき」
(last modified Mon, 07 Nov 2016 10:48:00 GMT )
11月 07, 2016 19:48 Asia/Tokyo
  • ヴェラーヤティ氏、「我々はアメリカに要求すべき」

イラン公益評議会・戦略センターのヴェラーヤティ所長が、「アメリカは核合意における取り決めに忠実ではなかった。我々は彼らに対して自らの要求を追求すべきだ」と述べました。

IRIB通信によりますと、ヴェラーヤティ所長はテレビで、「我々は核合意後、他国と協力を行っているが、アメリカはそれに関する事柄を実行していない」と語りました。

さらに、「核協議は体制の正しい決定だった。これにより、アメリカが我々に対して作ってきた連帯を崩壊させた」と強調しました。

また、アフガニスタンにおけるアメリカの駐留に関する苦い経験と国連の監視下でのアメリカとの間接協議について触れ、「もしイランの支援がなけれ ば、アメリカはアフガニスタンのタリバンに勝利することは出来なかった。こうした中、アメリカはアフガニスタンに侵攻し、そこに駐留するや否や、イランを 悪の枢軸国の一つとした」と語りました。

ヴェラーヤティ氏はまた、アメリカ大統領選挙の二人の候補を、コインの裏と表であり、同じだとし、「どちらの候補もアメリカの衰退を加速させることになり、アメリカは世界で唯一の超大国には留まらないだろう」としました。

さらに、アフガニスタン、イラク、シリア、レバノン、イエメンにおけるアメリカの政策と計画の失敗を、地域におけるアメリカの衰退のしるしだとしました。