選挙、イラン国民の意志と協調の具現

モッラーイー解説員 イラン議会選挙の候補者による選挙活動が、18日木曜から1週間にわたって行われます。

イラン国会選挙法によれば、候補者の選挙活動は、投票日の8日前から、24時間前まで行われます。イラン内務省選挙管理委員会の委員長によれば、今回の選挙では、候補者資格が認められた6229人が、290議席を巡って競い合うということです。

イラン議会選挙と専門家会議選挙は、今月26日に同時に行われます。この選挙の実施を担うのは内務省で、全ての関係者は健全な選挙と中立の原則を守り、法を完全に遵守する義務を負っています。

イラン全国の有権者の数は、5491万5024人です。選挙管理委員会の委員長は、「議会選挙と専門家会議選挙のために、13万個の投票箱が用意される予定だ」と語りました。

選挙への最大多数の国民の参加は、イランのイスラム体制の民主的な合法性を示すものであり、今月末の選挙は、国内と国際の2つの面で多くの重要性を有しています。民主的な合法性によってイスラム体制への国際的な圧力が減り、国民の参加の増加によって、国会議員の専門性や経験が高まると共に、国会の行政権との足並みもそろっています。

改革派、保守派、穏健派は、重要な政治グループであり、今度の選挙で国民の票を集めようとしています。これらのグループが内部での統一を実現することができれば、勝利の可能性も高まり、内部の見解の対立があれば、敗北の可能性が高まるでしょう。今度の選挙では、これまで以上に投票率が高まると見られており、国民は、より専門的で経験の豊かな国会を選びたいと感じています。イスラム革命の勝利後、イランでは、ほぼ毎年1回、選挙が実施されています。

イラン国民は、今年の選挙にも、これまでと同じように大々的に参加することで、再度、イランの力と、選挙がイラン国民の協調の具現であることを世界に示すことでしょう。