イラン外相、「EUはイランとの協力の用意がある」
2月 17, 2016 22:25 Asia/Tokyo
イランのザリーフ外務大臣が、「EUは包括的共同行動計画の実施に加えて、現在イランと別の分野で協力する用意がある」と強調しました。
IRIB通信がベルギー・ブリュッセルから伝えたところによりますと、ザリーフ外相は16日火曜夕方、ブリュッセルで、記者団に対し、今回の訪問の目的と計画を説明しました。
また、「包括的共同行動計画の後、EUから、全面的な協力に向け多くの関心が示され、その中には経済、政治、地域協力が含まれる」としました。
さらに、「EUは包括的共同行動計画の実施やイランの国際送金ネットワークへの復帰に関する問題の他、現在、他の協力の分野でも動いており、欧州議会の議長やモゲリーニ上級代表との会談ではこれに関して話し合いが行われた」としました。
イラン外相によりますと、イエメンやシリアの戦争、過激派の問題についても、ブリュッセル訪問で意見交換が行われたということです。
ザリーフ外相は、「ヨーロッパ諸国との幅広い協力に向けた下地が整えられている。これらの国は地域でのイランの役割、イランとの真剣な協力の下地をよく理解しており、我々はイランとヨーロッパには良好な関係の未来があると感じている」と強調しました。
イラン外相は14日日曜から、ベルギーの政府高官と会談し、欧州議会外交関係委員会で演説するため、ブリュッセルを訪問していました。
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