イランIAEA大使、「イスラエルの核計画は国際社会の懸念を生じている」
(last modified Sat, 19 Nov 2016 09:37:48 GMT )
11月 19, 2016 18:37 Asia/Tokyo
  • イランIAEA大使、「イスラエルの核計画は国際社会の懸念を生じている」

イランのナジャフィIAEA大使が、「シオニスト政権イスラエルの核計画は、国際社会の深刻な懸念を生み出している」と語りました。

イルナー通信によりますと、ナジャフィIAEA大使は、18日金曜、IAEA理事会の会合で、イスラエルの核計画に対する西側のダブルスタンダードによる、地域の安全へのマイナスの影響に触れ、この問題に関して、IAEAの真剣な注目と対応が求められるとしました。

ナジャフィ大使はシオニスト政権のNPT核兵器不拡散条約の加盟と、この政権の核施設の完全な査察を求めるIAEA決議による、国際社会の繰り返しの要請に触れ、シオニスト政権はこれまで、国際社会の要請を無視し、あらゆる国際法規に明らかな形で違反し、軍事的な核計画の推進を続けてきたとしました。

さらに、シオニスト政権に対する協力や原子力関連設備の提供を完全に禁止するよう求め、地域の安全保障と核兵器不拡散体制に対する否定的な影響について警告しました。

ナジャフィ大使はアラブ諸国の声明を読み上げ、シオニスト政権の核計画に対する西側の支援を非難し、この政権の無条件でのNPT加盟を求め、イスラエルの核計画の問題は問題として残ると強調しました。

シオニスト政権は数百個の核弾頭を保有しており、中東で唯一核兵器をもつ政権です。