UNHCR代表、「イランでの難民に対する国際社会の支援はわずかな量」
11月 23, 2016 20:44 Asia/Tokyo
国連難民高等弁務官事務所のダナパラ代表が、イランに在住する難民に対する国際社会の支援は、イランがこれらの難民についてかけている費用に比較して非常に少ないとしました。
IRIB通信によりますと、ダナパラ代表は、22日火曜、イラン中部イスファハーン州知事と会談を行い、「イランは昨年、同国に住む外国人難民のために5200万ドルを費やしたが、この難民のための国際社会の支援はわずか800万ドルだった」と語りました。
ダナパラ代表また、「イランでの外国人難民に対する職業教育は、他にない優れたものだ」とし、「難民に対する最も重要なサービスは、教育や保健衛生、健康保険及び専門的な技能訓練サービスの提供だ」としました。
さらに、シリア危機や地域の紛争に触れ、「ヨーロッパへの難民の流入により、国際社会の注目は難民問題に集まっている」としています。
ダナパラ代表は、22日、オーストラリア、インド、日本、スウェーデン、トルコ、イギリス、アフガニスタンの代表で構成された使節団を率い、イラク人やアフガン人の難民の状況を調査する目的でイスファハーンを訪問しました。
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