イラン議会選挙の選挙運動の開始

ＩＲＩＢモッラーイー解説員 2月26日に実施されるイラン議会選挙の選挙運動が、18日木曜朝からスタートしました。

8日後の26日金曜、イラン全国で議会選挙と専門家会議選挙が実施され、290人の国会議員と88人の専門家会議の議員が投票によって選ばれます。

議会選挙法によれば、選挙活動は投票日の8日前に始まり、投票の24時間前に終了します。この2つの選挙に向けた準備は、しばらく前から、内務省、執行委員会、監視委員会、護憲評議会によって進められ、イランは、見識ある国民による政治への参加の新たな英雄伝を築こうとしています。

選挙の実施に携わる人々、監視者、政治活動家、候補者、国民は皆、最大限の国民が参加する選挙を実施するには、法を遵守することが重要だと考えており、主催者側も、そのことを繰り返し強調してきました。イラン選挙管理委員会の委員長は、内務省には法を遵守する義務があり、全ての関係者は、選挙の健全性と中立の原則を守り、法を完全に遵守する義務を負っているとしています。また、最も多くの国民が選挙に参加するよう呼びかけることも、内務省の関係者の責務であるとし、「資格が認められたすべての候補者は、イスラム体制によって認められた人々で、行政官や知事など、全ての関係者によって平等に扱われるべきだ」と述べました。

選挙の関係者によれば、今回の議会選挙では62％、専門家会議選挙では65％、前回よりも候補者登録の数が増加したということです。

この中で、今回の選挙では、それほど有名ではないグループや無所属の候補者の他、保守派と改革派の2つの主要なグループによる争いが注目を集めています。この数日の選挙の討論では、包括的共同行動計画への賛成と反対、国際分野での協力や敵対、さまざまな経済戦略、解放的、または閉ざされた政治空間、などの問題が扱われています。

候補者は、選挙期間中、自身の計画を国民にアピールし、選挙での勝利を目指します。