IAEA事務局長とザリーフ外相、核合意について意見交換
12月 19, 2016 17:18 Asia/Tokyo
IAEA国際原子力機関の天野事務局長とイランのザリーフ外務大臣が、核合意に関する最新の状況について意見を交換しました。
天野事務局長は18日日曜、ザリーフ外相と会談し、核合意とその実施の最新の状況について話し合いました。
天野事務局長は、18日未明にテヘラン入りし、イランのサーレヒー原子力庁長官に続き、ローハーニー大統領と会談しました。
天野事務局長のテヘラン訪問は、アメリカによる取り決め違反とイラン制裁法の10年延長を受け、ザリーフ外相が、核合意実施監視委員会の会合の開催を求めた中で行われています。
ローハーニー大統領は、今月13日、核合意の実施におけるアメリカの怠慢を受け、サーレヒー長官に対し、イラン科学研究センターと協力し、海運分野で利用するための原子力船の設計や製造に向けて計画を立てるよう指示しました。
アメリカのオバマ大統領は、15日木曜、イラン制裁法の10年延長法に署名しませんでしたが、拒否権を行使しなかったため、この制裁の10年延長が決定しました。
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