一日一冊、本の紹介(26)
一日の食事の中で、野菜や果物を取らなければならないことは誰もが知っています。
科学的な研究は、野菜や果物を十分に摂取しない人は、さまざまな病気にかかりやすいことが証明されています。しかし、人々は、果物の医学的な効果を知り、どの果物がどのような病気に効果的であるかを知っているでしょうか?
「果物の医学的な効果」という本は、すべての人にとって有益な本であり、様々な果物やその効果についての情報が記されています。この本には、食べ物や果物の特徴に関するイスラムの偉人たちの言葉の他、科学的な見地から、さまざまな病気への果物や野菜の効果が述べられています。
「果物の医学的な効果」という本には次のようにあります。「果物には、鉄、リン、糖類、マグネシウム、ヨウ素など、人間の体に必要なあらゆるミネラルが含まれている。そのため、貧血、結核、筋肉疲労、リューマチ、痛風、がんといった病気も、果物を正しく利用することである程度回復したり、時には治癒することができる」
ナツメヤシは、体を温める温性の食べ物で、この本の中で、その数々の効果が挙げられています。ナツメヤシはエネルギーやビタミンの他、鉄、カリウム、リン、ナトリウム、銅、マグネシウムといったミネラルを豊富に含んでいます。ナツメヤシは多くの病気の治療に有益であり、骨を強化します。ナツメヤシはまた、神経を強化し、疲れを癒してくれます。また、視覚や聴覚を強化し、胃潰瘍の回復を促します。ナツメヤシに含まれるマグネシウムは、高齢者の脳の働きを促し、血液をさらさらにします。イスラムの預言者ムハンマドは次のように語っています。「ナツメヤシには9つの効果がある。その中には、視覚や聴覚の強化と体の痛みの緩和が含まれる」
この本の作者は、オズラー・サーダート・ハキームという女性です。