イランイスラム文化指導大臣、「イラン音楽は世界で特別な位置づけにある」
2月 21, 2016 23:09 Asia/Tokyo
イランのイスラム文化指導大臣が、「イラン音楽は、世界で特別な位置づけにある」と語りました。
イルナー通信によりますと、ジャンナティー大臣は20日土曜、テヘランで開かれていた第31回ファジル国際音楽祭の閉会式において、世界そして声楽や作曲、楽器の分野や研究におけるイラン音楽の地位に触れ、「イスラム文化指導省は、イランが誇る国民的な音楽の保護奨励に努める義務がある」と述べています。
また、「外国による文化的な侵略を抑止する上で最も効果的な要素は、イラン・イスラム的な文化と芸術の保護奨励である」とし、「ファジル音楽祭は、文化・芸術分野での専門的なイベントであり、今年のこのイベントで最も際立った特徴は、著名な音楽家や楽団が参加したことだった」としました。
さらに、今回参加した60に上る国内の音楽団体と17の外国の音楽団体、そして各演奏の審査に当たった80名の審査員らに謝辞を述べました。
この報告によりますと、閉会式では伝統音楽、地方音楽、クラシック、フュージョン音楽、ポップスなどの各分野の受賞者にバールバド賞が授与されました。
融合音楽の分野では、ビージャン・カームカール氏が最優秀作曲賞を受賞し、ポップス部門では最優秀歌手賞にモハンマド・エスファハーニー氏が選ばれています。
さらに、伝統音楽の部門では最優秀作曲賞にフーシャング・カームカール氏が選ばれました。
バールバドは、サーサーン朝の王ホスロー・パルヴィーズに仕えた最も著名な楽師で、詩人かつ竪琴の演奏者でもありました。
彼はまた、初めて楽器を創作しています。
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