一日一冊、本の紹介(40)
(last modified Thu, 12 Jan 2017 07:22:35 GMT )
1月 12, 2017 16:22 Asia/Tokyo
  • 一日一冊、本の紹介(40)

書道は、字を美しく書く、ということを意味します。                

書道を楽しみ、理解するためには、文字を書くだけでなく、美的価値を含むように作品を創造すべきであるということを知る必要があります。このため、書道はただ文字を書いたり、文字を装飾することとは異なります。

書道は、ほぼすべての文化に見られますが、東洋、とりわけイランやイスラム地域においては、視覚芸術の極致とされています。イスラム書道、特にイランの書道は、すべてにおいて驚くべきバランスにより構成されています。装飾を含んだ構成と内容のバランスは、様々な意味を示す上で適切な形を形成することができます。

イスラム教徒の女性は、イスラムの黎明期からこれまで、書道に大いに親しんできました。この書道への関心により、しばしば大いなる高みに達しています。彼女らは安らぎや愛などにより、美しい書道による作品を生み出しています。

最近、イランの女流書道家を紹介する、ターヘレ・モッラーモハンマディによる本が出版されました。この本は19世紀のガージャール朝時代におけるイランの女性の書道家たちの生涯について記しています。作者は、この本の中で、書道家の段階、書道を始めるときの慣習についてや、書道の形式、一般的な決まりごとや装飾などについて触れています。

作者はそのあと、イランの女性書道家について紹介し、これらの女性書道家の作品のサンプルの提示や、引用文献一覧に特別な部分を割り当てています。

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