1月 17, 2017 20:09 Asia/Tokyo
  • イランでの日本文化月間がタブリーズからスタート

イランでの日本文化月間が、2018年のイスラム諸国の観光都市・タブリーズで、さまざまなプログラムの実施と共にスタートしました。

IRIB通信によりますと、このプログラムでは、日本の伝統音楽や文化、儀式が紹介されました。

また、このプログラムの傍らで、イラン駐在の小林日本大使が、イラン北西部・東アーザルバイジャーン州の関係者と会談しました。

同州のナヴァーダード副知事は、東アーザルバイジャーン州は日本の投資に非常に適しているとし、電子機器に関する日本の技術や取引の活用を求めました。

また、ウルミーエ湖の再生と環境保護の重要性に触れ、この分野におけるイランと日本のさらなる協力が不可欠だとしました。

一方の小林大使もこの会談で、核合意の実施とイランの取り決め遵守から1年が経つ中、イランへの投資に確信が生まれているとしました。

タブリーズのナジャフィー市長も、小林大使との会談で、タブリーズの歴史の古さや、東アーザルバイジャーンと日本の人々の勤勉性という共通点に触れ、クリーンな自動車、都市の電子設備の確保、地震の際の危機管理、技術といった分野におけるタブリーズと日本の更なる協力を求めました。

ナジャフィー市長はさらに、タブリーズと日本の重要な都市の姉妹提携を求め、小林大使も、その実現とさらなる協力に向け、必要な準備を整えることを約束しました。

東アーザルバイジャーン州のアーブダール文化遺産・伝統工芸・観光局長も、小林大使との会談で、タブリーズが2018年のイスラム世界の観光都市に選ばれたことに触れ、「この年のために計画されている準備として、文化・商業計画の実施、インフラの向上、さまざまなフェスティバルの開催がある」と語りました。

アーブダール局長は、イランにおける日本文化月間がタブリーズから始まったことは、観光誘致に関するタブリーズの成功を示しているとし、小林大使が、日本の人々にイランへの旅行を奨励すると約束したことを明らかにしました。

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