イランが、国外に移送された自国の歴史的遺物の返還を強調
2月 07, 2017 19:41 Asia/Tokyo
イランのアフマディプール文化遺産・伝統工芸・観光庁長官が、「国外に移送されたイランの歴史的遺物は我が国に返還される」と語りました。
イルナー通信によりますと、アフマディプール長官は6日月曜、テヘランで行われた、イランに返還された文化的歴史的な遺産の展示会の開会式いおいて、「イランのアイデンティティを形成する遺物の返還は、重要な出来事だった」と述べています。
また、「イラン政府は、外交や対話、そして公正に基づく関係により、イランのアイデンティティの要素を祖国に返還させることに成功した」としました。
さらに、「今後数年以内に、イランのアイデンティティを形成するすべてのものや、世界各地のオークショーンで売られているイランの遺物がイランに返還されるよう希望する」と語っています。
テヘラン駐在のイタリア大使も、この式典において、「イランとイタリアは歴史・文化的な遺物の密売の犠牲国であり、これらの遺物の密売は、世界で3番目の貿易であるとともに、国際的なテロの資金確保源となっている」と述べました。
また、「イタリア警察は、ローマ市内の一部の商店において、イランの遺物が扱われていることを突き止め、これらの品々をイランに返還するための法的な裁きの場を設けた」としています。