10万SWUの濃縮が、アメリカによる核合意の違反へのイランの反応
2月 07, 2017 20:05 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、アメリカの核合意の違反に対するイランの反応は、10万分離作業量 ( SWU) を行うことであるとしました。 SWUとは、天然ウランから濃縮ウランを分離する際の作業量単位です。
IRIB通信によりますと、サーレヒー長官は、6日月曜、テヘラン南方の聖地ゴムで、アメリカが核合意に違反した場合、イランは1年半という短期間で、10万SWUの分離作業を行うだろう」とし、「核合意の成立前のこの作業量は、わずか9000SWUだった」としました。
アメリカ政府は、核合意の実施の開始当初から、取り決めを履行していませんが、一方で、IAEA・国際原子力機関や、国連そして国連安保理が認めているように、イランは常に核合意の枠内における全ての取り決めを履行しています。
アメリカのトランプ新大統領は、「核合意はこれまでに見られた最悪の合意だ」としています。
イランのジャハーンギーリー第1副大統領も、6日夜、「イランは国際的な合意を順守しながら、自国の権利を放棄することはない。イランは敵の脅迫をおそれることもない」と語りました。
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