イラン大統領、「選挙は政治的な独立と国家主権の象徴」
イランのローハーニー大統領が、「選挙は、イランの政治的な独立と国家主権の象徴だ」と語りました。
ローハーニー大統領は、26日金曜、議会選挙と専門家会議選挙に参加した後、記者団に対し、「政府は、国民の票を大きな預かり物だと見なし、それを守るために全力を尽くす」と強調しました。
また、「イスラム革命前は、外国が国家の運営について決定を下していたが、今は国民が、投票所に足を運び、自分の一票で国のために決定を下している」と語りました。
さらに、今日の国民の政治的な参加は、彼らのイランの将来への希望と体制や体制責任者への信頼を意味するものだとし、「世界中のイランの友人たちがイランに注目しており、イラン国民は今日、自分たちの意志、理解力、見解によって偉大な英雄伝を新たに築いている」と述べました。
ローハーニー大統領は、国民の票によって形成されるあらゆる国会や組織は、政府にとって尊重すべきものだと強調し、「全ての国民が多数派の意見を尊重するだろう。我々は多数派の意見を重視し、今日の投票の行方を見守るだろう」と語りました。
一方、イランのザリーフ外務大臣は、今日の選挙への参加の傍らで、「選挙は、宗教に基づく民主主義の象徴であり、イランのイスラム体制の基盤である」と語りました。
ザリーフ大臣は、選挙は、核協議へのイランの力強い参加と圧制的な制裁の終結につながったとし、「イラン国民はこれまで、選挙の中で、多くの問題や圧力にも拘わらず、体制と一体となり、この体制を支持していることを示した」と述べました。
また、「疑いなく、今日も国民は、議会選挙と専門家会議選挙に参加し、イスラム体制と共にあり、それを支持していることを再び世界に示すだろう。これは、国際舞台におけるイランの力を最大に示すものとなる」と述べました。