イラン原子力庁長官、「対イラン制裁法が再中止されないことは核合意違反」
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イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「アメリカのトランプ大統領が、対イラン制裁法を再度中止しなければ、イランはこれを核合意への明らかな違反とみなす」と語りました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
4月 25, 2017 16:34 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁長官、「対イラン制裁法が再中止されないことは核合意違反」

イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「アメリカのトランプ大統領が、対イラン制裁法を再度中止しなければ、イランはこれを核合意への明らかな違反とみなす」と語りました。

イルナー通信によりますと、サーレヒー長官は24日月曜、テヘランのある式典において、「原子力産業におけるイランの目的は、決して平和目的以外の方向に逸れることはない。それは、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師の教令により、核兵器をはじめとする大量殺戮兵器の生産、備蓄、使用は禁止されているからだ」と述べています。

また、「トランプ大統領は、国際的な影響を考えないまま核合意を破棄しようとしているが、数多くの国がこの件に関してアメリカに同調しない旨を表明している」としました。

さらに、化学兵器の使用を口実としたシリアやイラクでの軍事駐留を含む、国際舞台でのアメリカの好ましくない行動について、「アメリカによる最近のシリア攻撃は、シリアが化学兵器禁止機関の監視下で化学兵器を廃棄していた中で行われた。現在、アメリカは事実調査委員会のシリア派遣を妨害している」と語っています。

サーレヒー長官はまた、イランにおける原子力の安全の強化を目的に、EUが500万ドルを充当することに触れ、「イラン中部・アラークの重水炉の再設計協定は中国との間で、また新たな原発2基の建設協定は、ロシアとの間で調印されている」と述べました。