イラン原子力庁長官、「核合意は、アメリカがそれを崩すことのできる2者間合意でない」
4月 30, 2017 17:43 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、「もしアメリカが、イランと6カ国による核合意を崩そうとすれば、すべての国が損害を蒙るだろう。なぜなら、それは2者間の合意ではないからだとしました。
IRIB通信によりますと、サーレヒー長官は29日土曜、テヘランで、欧州委員会のカニェテ気候行動・エネルギー担当委員と会談した後、核合意に関するアメリカのトランプ大統領の最近の主張に触れ、「この主張の大部分は、アメリカの国内問題にむけたものである」と語りました。
トランプ大統領は、しばらく前に、イランは核合意の精神を守っていないと主張しました。
サーレヒー長官はまた、イランとEUの協力により、イラン国内で先進的な原子力安全センターが設置されるとし、「このセンターの建設作業は、近い将来、開始されるだろう」と述べました。
カニェテ担当委員は、イランのエネルギー関係者と会談し、非枯渇性エネルギーに関するイランとEUの会議に参加するために、使節団を率い、29日、テヘラン入りしました。
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