イランとフランスが断固としたテロとの戦いを強調
6月 08, 2017 19:14 Asia/Tokyo
イランとフランスの大統領が、電話で会談し、断固としたテロとの戦いを強調しました。
イラン大統領府のインターネットサイトによりますと、イランのローハーニー大統領は、7日水曜夜、フランスのマクロン大統領と電話で会談し、テロとの戦いには国際規模での調和の取れた共通の措置が必要だとし、「イラン国民は、世界の自由な人々の傍らで、テロという悪しき現象に対する闘争を続けていく。イラン政府はこの分野で、フランスとの協力を強化する用意がある」と語りました。
また、テロとの戦いには、その思想を根絶する必要があるとし、「世界のテロの支援国が、テロへの支援を続けるのを許してはならない」としました。
ローハーニー大統領は、「イラン政府は、フランスやその他のヨーロッパの政府と共に、テロに対して断固立ち向かい、それに対抗する用意がある」と述べました。
一方のフランスのマクロン大統領もこの電話会談で、7日水曜のテヘランのテロで多数の市民が殉教したことについて、イランの国民と政府、殉教者の遺族に哀悼の意を示すと共に、「フランスの政府と国民は、イランの政府と国民の傍らにいる」と強調しました。
さらに、「フランスは、より確かなテロとの戦いに向け、完全にイランとの協力を拡大する用意がある」と述べました。
7日朝、テロ組織ISISに属する人々が、テヘラン中心部の国会関連の建物と南部のイマームホメイニー聖廟を攻撃しました。
イラン内務省のゾルファガール治安警察担当次官は、この攻撃の殉教者の数は13人、負傷者は43人だと発表しました。