3月 07, 2016 21:44 Asia/Tokyo
  • IAEA事務局長、イランの核活動の平和性を再度認める

IAEA国際原子力機関の天野事務局長が、「イランの核活動において一切逸脱は見られなかった」と強調しました。

IRIB通信によりますと、天野事務局長は、7日月曜、オーストリアのウィーンで開かれたIAEAの定例理事会で声明を読み上げ、その中で、「IAEAはイランの核活動に一切逸脱を見つけなかった」と述べました。

天野事務局長は、「イランは追加議定書の実行を一時的に1月16日から開始した」と述べました。

さらに、「核合意の実施は最初の段階にある」とし、「イランは核合意の内容に基づき、自らの取り決めを長期にわたって実施し、IAEAもこの取り決めの実態調査を行い、報告を行うべきだ」と語りました。

また、「これに関して中立の報告を提示し続ける」とし、「IAEAは2016年3月1日、イランのイラン追加議定書実態調査事務所と称する新たな部門を立ち上げた」と述べました。

天野事務局長はさらに、技術協力に関しても、安保理決議により、イランは現在、技術会議や研修などIAEAの活動の幅広い分野で協力することができると表明しました。

IAEAの定例理事会は、7日、加盟35カ国が出席し、ウィーンのIAEA本部で始まりました。

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