国連事務総長、「核合意は維持されるべきだ」
8月 16, 2017 19:48 Asia/Tokyo
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グテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長が、イランと6カ国の核合意の維持を求めました。
ファールス通信によりますと、国連のドゥジャリク事務総長報道官は、15日火曜、「グテーレス事務総長は、核合意を、“平和と安全保障を目指した集団の努力による最も重要な成果”とし、この合意の維持を強調した」と語りました。
こうした中、アメリカのトランプ大統領は常に、核合意はこれまで見た中で最悪の合意だと発言しています。
アメリカのティラーソン国務長官は、先月、2度目の報告の中でイランの核合意の遵守を再び認めました。
この中で、アメリカのメディアは、トランプ大統領はこの報告をしぶしぶ受け入れたと報じました。
トランプ大統領は、選挙戦の際にも、核合意を悲劇、あるいは世界最悪の合意と呼び、大統領に選出されたら、就任直後に核合意を破棄すると約束していました。
トランプ大統領の敵対的な発言の一方で、IAEA国際原子力機関、国連、国連安保理は、イランが常に、核合意の全ての取り決めを履行していることを認めています。
EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は、最近、核合意は国際的なものだと強調し、「これは、二国間で作成された合意ではないため、変更は許されない」と述べました。
イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府は、この合意の締結国でありながら、常に核合意に違反しています。
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