イラン外務省報道官、「アメリカは地域で自国の利益を追求している」
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ガーセミー報道官
イラン外務省のガーセミー報道官が、「一部の地域諸国とアメリカは、一部の表現を利用して自国の利益を追求している」と語りました。
ガーセミー報道官は11日月曜、定例記者会見において、サウジアラビアのジュベイル外務大臣がアメリカのトランプ大統領との電話会談の後に行った、反イラン的な発言に関するIRIB国際放送記者の質問に対し、「地域におけるイランの影響の波及は、自然かつ明白な事柄だ。文化や文明は地理的な国境を越えて、イランの周辺に存在している」と述べています。
また、「イラン恐怖症は使い古された手段である」とし、「イランの勢力拡大への懸念を語る発言は誤った政策であり、一部はそれによってイランを地域から引き離そうとしており、また大国に地域の国民の富を略奪させる下地を整えようとしている」としました。
さらに、イランがミサイル兵器の分野で北朝鮮を支援しているとする、イギリス発行の新聞デイリーテレグラフの主張への回答として、「このような主張は、注目に値せず、そのような主張に注目するのは時間の浪費である」と語っています。
さらに、イラクのクルド人自治区における住民投票、及びこの自治区とイラク政府との仲介という、バルザニ・クルド自治政府議長のイランへの要請について、「イランは出来る限り、イラクの中央政府や要人、各グループとわが国との良好な関係により、危機の発生を阻止するよう努めるつもりだ」と述べました。
ガーセミー報道官はまた、「アメリカが核合意から離脱した場合、イランはアメリカ抜きでの核合意をどのように解釈するか」という質問に対し、「関係国が核合意に対する自国の取り決めを怠り、どのような理由であれ取り決めを実施しない場合には、それに対する重い罰則が科されることになる」としています。
ガーセミー報道官は記者会見の最初に、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマー政府軍の犯罪を非難すると共に、アメリカのハリケーンとメキシコ地震の被災者に対する哀悼の意を表明しました。