イラン統合参謀本部議長、「イラク北部の住民投票の結果を受け入れない」
9月 28, 2017 16:54 Asia/Tokyo
イランのバーゲリー統合参謀本部議長が、「イランとイラクの立場は、イラク北部の住民投票の結果を受け入れないことで一致している」と語りました。
イラクのガーネミー統合参謀本部長は、27日水曜夕方、軍事使節団を率いて、テヘラン入りしました。
イランのバーゲリー統合参謀本部議長は、27日、ガーネミー統合参謀本部長と会談したあと、共同記者会見で、この会談では、イランがイラクの政府や軍、民兵組織の人民動員隊に対する惜しみない支援を続けることが強調されたとしました。
バーゲリー統合参謀本部議長また、イランとイラクは、イラクの一部が分離するのに反対だとして、イランとイラクは、統一を公式の見解としており、イランとイラクの国境は、現行の法律にしたがった国境だとしています。
さらに、イランは、イラク北部の政党による体制をまったく受け入れておらず、この立場は、両国の軍が意図するところであるとしています。
ガーネミー統合参謀本部長も、「この会談で、両国の軍事協力や、危機的状況における必要な協力、両国の国境の安全確保について話し合われた」と語りました。
また、イランは常にイラクとともにあり、今後においても、安定と復興が達成されるまで、イラク国民とともにあるだろうとしました。
イラク中央政府や世界各国の反対の中、バルザニ・クルド人自治政府議長の個人的な動機により、25日月曜、クルド人自治区の分離に関する住民投票が行われました。