イラン革命防衛隊総司令官、「革命防衛隊がテロリストなら、アメリカ軍はISISだ」
(last modified Sun, 08 Oct 2017 10:28:24 GMT )
10月 08, 2017 19:28 Asia/Tokyo
  • ジャアファリ総司令官
    ジャアファリ総司令官

イランイスラム革命防衛隊のジャアファリ総司令官が、「アメリカ政府が革命防衛隊をテロリストと見なすなら、革命防衛隊もアメリカ軍を、ISISと同種のものと見なす」と語っています。

ジャアファリ総司令官は、8日日曜、革命防衛隊戦略評議会の会合で、「イランのイスラム革命防衛隊をテロ組織とするアメリカ政府の決定についてのさまざまな報道が事実であれば、革命防衛隊も、世界中、特に中東地域のアメリカ軍を、テロ組織ISISと同等の存在と見なす」と語りました。

また、「アメリカの新たな制裁法が実施された場合、アメリカは、イランのミサイルの射程の半径2000キロまで地域の自国の基地を移動すべきだ」としました。

アメリカ議会は、7月25日、イランに対する包括的な制裁法案を可決しました。

ジャアファリ総司令官

ジャアファリ総司令官は、「イランは、アメリカ政府が核合意に対して敵対的な行動を取っている機会を、地域におけるミサイル・防衛計画の発展のために利用するだろう」と語りました。

さらに、アメリカは、地域に関するイランとの協議のために完全に誤った道を選択しているとし、「イランは、地域問題を協議の席以外で解決する意向であり、これに関して話し合うべき言葉はない」と強調しました。

また、アメリカの新たな制裁は、あらゆる協力の機会を永遠に消し去ることになると強調し、「これらの制裁は核合意の経験を完成させる。つまり、アメリカにとって話し合いは協力や問題の解決ではなく、敵対や圧力のための手段である、ということだ」と語りました。