イランのミサイル能力
イスラム革命防衛隊は、軍事演習の最終日となった9日水曜、弾道ミサイルガドルHとFの2発を1400キロ離れた標的に向けて発射しました。
モッラーイー解説員
イランイスラム革命防衛隊のサラーミー副総司令官は、革命防衛隊のミサイル実験について、「この演習は、イランのミサイルシステムの能力の向上と準備の維持を確かめるために行われた」と語りました。サラーミー副総司令官はさらに、「この演習は、全ての近隣諸国やイスラム諸国に、支援、安全、安定のメッセージを伝えるものだ」としました。さらに、「革命防衛隊のミサイル演習が敵に伝えるメッセージは、イランのミサイルシステムの発展は、いかなる大国の政治的な意志にも従っていないということだ」と強調しました。
革命防衛隊航空宇宙部隊のハージーザーデ司令官も、「イランの防衛・ミサイル力は、レッドライン・譲れない一線であり、イランのミサイル製造が停止することはない」と語りました。ハージーザーデ司令官は、アメリカはイランの防衛力に反対しており、イランが安全を保持することを望んでいないとし、「アメリカは、核合意の後、イランのミサイル能力を制限するため、全ての諜報機関を利用し、ミサイル問題、兵器や工業用の部品に関する問題に対して妨害を行おうとしている」と述べました。
イラン外務省のジャーベリーアンサーリー報道官も、「イラン治安部隊の最近の演習とそこで使用された兵器は、核合意の包括的共同行動計画におけるイランの取り決めに違反するものではない」と語りました。ジャーベリーアンサーリー報道官は、革命防衛隊の演習に関する西側の一部情報筋の主張に対し、「この演習は、安保理決議2231に違反するものではない。この決議への違反だとする主張は受け入れられない」と語りました。さらに、「核兵器をはじめとする大量破壊兵器は、イランの防衛政策や信条に存在せず、弾道ミサイルをはじめとするイランの短距離、中距離、長距離ミサイル、通常の兵器は全て、防衛のためのものであり、そのいずれも、核弾頭を搭載できるようには設計されていない」としました。ジャーベリーアンサーリー報道官は、「イランは、自国の防衛力や治安に関して妥協することはなく、国際的な取り決めを守りながら、完全に防衛的で合法的なミサイル計画を継続していく」と強調しました。
西側の一部の国々、特にアメリカは、革命防衛隊のミサイル演習を、包括的共同行動計画に違反するものであるように見せようとしていますが、それが違反ではないことは誰もがよく知っています。イランと6カ国の核合意では、核弾頭の搭載可能なミサイルの製造禁止について触れられており、包括的共同行動計画も、通常のミサイル活動については禁止していません。
イランのミサイル活動が透明であること、それが安保理決議2231には違反していないことに注目すると、安保理を通じてイランに圧力をかけようとするアメリカとその同盟国の努力は受け入れられないでしょう。
こうした中、世界のメディアは、革命防衛隊のミサイル演習を取り上げ、「イラン中部から発射されたイランのミサイルは、2000キロの射程を持つ」と伝えています。