IAEAが定例報告でイランの核合意遵守を認める
(last modified Fri, 24 Nov 2017 09:11:15 GMT )
11月 24, 2017 18:11 Asia/Tokyo
  • IAEAが定例報告でイランの核合意遵守を認める

IAEA国際原子力機関が、最新の定例報告で、イランの核合意遵守を認めました。IAEAがイランの核合意遵守を認めるのは、これで9回目となります。

イルナー通信によりますと、IAEAの天野事務局長は、23日木曜、IAEAの定例理事会の開幕に際して、「イランは核合意の取り決めを履行している」としました。

天野事務局長はまた、「IAEAは今日まで、イランにおいて査察が必要なすべての場所でそれを行うことが可能だった」と語りました。

イランのナジャフィーIAEA大使は、23日、IAEA定例理事会で、「イランの核合意の実施は、ほかの参加国がこの取り決めを守るかによる」と述べました。

また、アメリカなど、核合意のほかの参加国の取り決めの履行状況は受け入れがたいものだとしました。

イランと6カ国の間で締結された核合意は2016年から実施されていますが、アメリカは核合意の一員でありながら、常にこの合意に違反しています。

ナジャフィー大使はこの定例理事会で、シオニスト政権イスラエルのIAEA代表の主張に反応する中で、この政権が保有する数百個の核弾頭と、放射性物質が漏洩している秘密の核施設に触れ、「シオニスト政権の侵略や占領、アパルトヘイトや戦争犯罪で満ちた歴史は、誰の目にも明らかだ」と述べました。

シオニスト政権のIAEAの代表は、23日、この定例理事会で、イランの平和的核活動に関する見解表明を行う中で、懸念を表明しました。

さまざまな報告によれば、シオニスト政権は300発の核弾頭を保有していながら、NPT核兵器不拡散条約に加盟していません。