イラン外相、「イランはアメリカの主張に関して、国連に訴える」
12月 17, 2017 18:22 Asia/Tokyo
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イランのザリーフ外相
イランのザリーフ外相が、「イランがイエメンのシーア派組織フーシ派に武器を移送しているというアメリカの主張を国連に訴える」と強調しました。
アメリカのヘイリー国連大使は、14日木曜、イランのミサイルの残骸だと主張するものの前で、イランはサウジアラビア・リヤドへのミサイル攻撃のために、フーシ派に武器を提供したと非難しました。

ヘイリー国連大使は、アメリカがイエメンの民間人に対する空爆のため、サウジアラビアに惜しみなく武器を提供していることには触れずに、この反イランのプロパガンダ的行動を示しました。
国連のファルハン・ハク事務総長副報道官は、ヘイリー大使のこの主張を否定しました。

イランのザリーフ外相は、ロシアのスプートニク通信の記者に送ったメッセージで、「イランはアメリカの主張を国連に訴える」としました。
サウジアラビアはアメリカの支持を得て、2015年3月からイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
サウジアラビアとその同盟国のイエメン攻撃で、イエメン人数万人が死傷し、数百万人が難民化しています。
サウジサウジアラビア連合は、イランはイエメンの民兵に兵器とミサイルを供与し、イエメン危機の解決を妨害していると主張しています。

イエメン当局は繰り返し、「イエメン軍の防衛力は完全に国内の軍事力によるもので、サウジアラビアの全面的な封鎖は、日増しに強まっている」と強調しています。
サウジアラビアはイエメンの人々の抵抗により、これまで、自身の傀儡の政権擁立という目的を果たすことができていません。
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