イラン統合参謀本部報道官、「アメリカ国連大使は軍事問題を理解していない」
イラン統合参謀本部のジャザーエリー報道官が、イランとイエメンの防衛力に関するアメリカ国連大使のおろかな表明は、軍事問題や防衛問題への無知によるものだとしました。
アメリカのヘイリー国連大使は、14日木曜、イランのミサイルの残骸だと主張するものの前で、イランはサウジアラビア・リヤドへのミサイル攻撃のために、フーシ派に武器を提供したと非難しました。
ヘイリー国連大使は、アメリカがイエメンの民間人に対する空爆のため、サウジアラビアに惜しみなく武器を提供していることには触れずに、この反イランのプロパガンダ的行動を示しました。
国連のファルハン・ハク事務総長副報道官は、ヘイリー大使のこの主張を否定しました。
ジャザーエリー報道官は、16日土曜、アメリカがイエメンの抵抗勢力のミサイル技術に関し高いレベルの情報を持っていたのであれば、このような発言は行わなかっただろうとしました。
また、アメリカはイランや抵抗勢力に反対する意見をまとめる力はないと強調し、「アメリカが困難から逃れるただひとつの方法は、世界各地での犯罪行為や好戦的な行動を停止することだ」としました。
サウジアラビアはアメリカの支持を得て、2015年3月からイエメンを攻撃し、全面的に封鎖しています。
サウジアラビアとその同盟国のイエメン攻撃で、イエメン人数万人が死傷し、数百万人が難民化しています。
サウジサウジアラビア連合は、イランはイエメンの民兵に兵器とミサイルを供与し、イエメン危機の解決を妨害していると主張しています。
イエメン当局は繰り返し、「イエメン軍の防衛力は完全に国内の軍事力によるもので、サウジアラビアの全面的な封鎖は、日増しに強まっている」と強調しています。