イラン大統領、トルコとロシアの首脳と個別に会談(動画)
イランのローハーニー大統領が、トルコ・アンカラで同国のエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領と個別に会談を行いました。
4日水曜、シリア危機の解決を目指すイラン、ロシア、トルコの2回目の首脳会合がアンカラで行われましたが、この傍らでローハーニー大統領はエルドアン大統領、プーチン大統領と個別に会談を行い、2国間、地域、国際関係の拡大について話し合いました。
ローハーニー大統領は、プーチン大統領との会談で、「イランとロシアの協力は戦略的なレベルで続けられる」と語りました。
また、「イエメンで人々の虐殺や空爆が速やかに停止され、イエメンの人々の食糧や医薬品の不足が、国際社会の支援で満たされるよう努力すべきだ」と述べました。
さらに、すべての参加国は核合意を守るべきだとして、「イランが核合意の利益を利用できない状況が生じれば、新たな決断を下すことになる」と強調しました。
プーチン大統領も、この会談で、イランとロシアの関係拡大に向けた、両国の体制責任者が恒常的に会談を行う必要性を強調しました。
また、イランは核合意を守っていると強調し、国際社会は、核合意を守るべきだ、なぜなら、核合意を損なうことは、地域、国際レベルでの外交に損害を与えるからだとしました。
ローハーニー大統領は、エルドアン大統領とも会談する中で、「イラン、トルコ、ロシアの努力は、シリアにおけるテロとの戦いでの最大限の成功につながり、この努力はシリアの人々が自国で平穏に暮らせることができるようになるまで続けられる」と語りました。
また、パレスチナ問題を解決する上での、特にイランとトルコをはじめとする地域のイスラム諸国すべての共通の努力の必要性に触れ、「パレスチナの抑圧された人々は、祖国に帰還することを表明する権利があるが、彼らはシオニスト政権イスラエルに虐殺されている」と語りました。