4月 11, 2018 18:13 Asia/Tokyo
  • ブルージェルディ委員長とクロンベルク氏
    ブルージェルディ委員長とクロンベルク氏

欧州核軍縮戦略に関係者であるクロンベルク氏が、「ヨーロッパは核合意の維持のあり方を追求している」と語りました。

イラン国会通信によりますと、クロンベルク氏は、10日火曜イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のブルージェルディ委員長とテヘランで会談し、「核合意維持はすべての国の利益となる」としました。

また、「明らかに、イランは特に通商分野において、ヨーロッパと共通の利益を有しているが、しかるべき形で核合意による利益を得られていない」と述べました。

ブルージェルディ委員長も、この会談で、アメリカが核合意から離脱した場合、イランは核合意にとどまる理由がなくなるだろうとしました。

また、アメリカが核合意から離脱した後、世界はイランの平和的な核活動の能力が、核合意以前よりも拡大していることを理解することになるとしました。

さらに、イランはNPT核兵器不拡散条約を守っているだけでなく、核兵器の不使用に関するイスラム革命最高指導者の教令が存在することに触れ、「核兵器に反対するイランの原則は、イランの絶対的なレッドラインだ」と述べました。

 

ブルージェルディ委員長とクロンベルク氏

 

ブルージェルディ委員長は、最近の地域情勢についても触れ、イランはシリアやイラクといった地域諸国の領土保全を力強く支援しているとしました。

また、「イランは決して、戦争や流血を支持しておらず、地域と世界の平和に対する真剣な支持者だ」と強調しました。

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