イラン国防大臣による、地域の安定と安全の強調

イランのハータミー国防軍需大臣が、イランの治安部隊は、戦略的な防衛力を備えていると強調し、「イランは、専門的な若い力を支えに、抑止力を実現し、国の安全保障と利益を守ることができている」と語りました。

ハータミー大臣は、29日日曜、防衛省の将校の宣誓式で、イランの治安部隊や若者たちは、地域の安全を守ることができるとし、「地域の安全は互いに結びついており、イランは、地域の安定と安全の維持を訴えている」と述べました。

イランは、安全保障のためには、革命的かつ道徳的な価値観と、専門的な人材などの要素が不可欠だと考えています。設備の面でも、治安部隊は、必要な際に、攻撃力によってあらゆる脅威を退けられるよう、抑止力や防衛力を保有するために最新の技術を必要とします。これについては、2つの問題が決定的な役割を果たします。

一つ目は、特にミサイル防衛力の国産化です。それは、抑止という点から、戦略的な重要性を有しています。二つ目は、脅威に即した防衛力の備えの向上です。

イギリス国際戦略研究所は、最近、アメリカの兵器問題の専門家である、マイケル・エレマン氏とマーク・フィッツパトリック氏が作成した、イランの弾道ミサイル計画に関する包括的な報告を発表しました。この報告は、「弾道ミサイルは、イランの抑止力の重要な部分を占めており、今後もそのような状態が続くだろう。この計画の重要性により、イランがミサイル計画を停止することを期待すべきではない」としています。

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、最近、治安部隊の司令官らとの会談で、治安部隊の主な目的として、しかるべきときの十分な能力、国力、安全保障、栄誉を挙げ、「イランの治安部隊は、敵からのダメージが国民に及ぶのを阻止することができるよう、思想、実践、決意などの点で最高の人材を備えている」と強調しました。

ハータミー大臣の発言も、イランが防衛分野で抑止力を備えており、地域の協力も開始していることを強調したものとなっています。この中で、イランはトルコでの航空宇宙見本市に参加し、訪問者や合意書の数の点で、この見本市で最も積極的に活動したブースに選ばれました。

このような防衛力や協力は、国の安全保障と力に基づいた目標に沿ったものです。そして、イランの防衛組織が、防衛設備の国産化と効果的な抑止力の保有により、地域の脅威に対抗し、イラン国民のために最高の安全を確保しようとしていることを示しているのです。