イラン外相、「アメリカ現政権の関係者は、誤った空想に囚われている」
May 23, 2018 19:09 Asia/Tokyo
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イランのザリーフ外務大臣
イランのザリーフ外務大臣が、アメリカの現政権の関係者は、自らの誤った空想や同国の腐敗した圧力団体に囚われているとしました。
ザリーフ大臣は23日水曜、閣僚会議の傍ら記者団に対し、アメリカのポンペオ国務長官の表明への反応として、「ポンペオ長官の表明は、圧力団体の影響を受けているアメリカの外交政策の失敗を示すものだ」と語りました。
ポンペオ長官は21日月曜、根拠のない疑惑を繰り返すと共に、イランに対する最も厳しい制裁行使を示唆し、イランに対しウラン濃縮施設の撤去など12の条件を提示しています。
ザリーフ大臣はさらに、「アメリカでより多くの費用をかけることができる圧力団体は、同国の外交政策を自分の望む方向へと誘導させることが可能である」と述べました。
また、「政治・法律、安全保障の面での核合意の成果は、アメリカの核合意離脱によって強化されているが、核合意の他の関係国はこの合意による経済的な成果をイランのために確保すべきだ」としています。
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