ボーイング社、「アメリカの対イラン制裁により、イランへの航空機の引渡しは行われない」
6月 07, 2018 17:37 Asia/Tokyo
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ボーイングの航空機
アメリカの航空機メーカー、ボーイング社が、アメリカの対イラン制裁により、イランへの航空機の引渡しは行われないと発表しました。
フランス通信によりますと、ボーイング社は6日水曜、イランとの航空機売却に関する契約の履行が認められないため、イランへの航空機の引渡しは行われないとしました。
これは、アメリカの核合意離脱後に決定されました。
ボーイング社はこれ以前に、直接、航空機の引渡しについて説明することなく、イランに関するアメリカの政策に従うとしていました。
ボーイング社は2016年12月、総額166億ドルの航空機80機をイラン航空に売却することで合意したことを明らかにし、また、昨年7月、30機を追加調達出来る権利を含め、ボーイング737MAXあわせて60機をイラン・アーセマーン航空に30億ドルで売却すると発表しました。
一方で、先週、情報筋が伝えたところによりますと、ゼネラル・エレクトリック社は、外国企業がイランから撤退する180日間の猶予期間に収まる形で、今年11月4日までにイランにおける活動すべてを停止することになります。
アメリカのトランプ政権は、今月8日、イランに対する核関連の制裁を復活し、追加制裁を科すとしました。
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