イラン最高指導者顧問、「イランとロシアの強い関係は今後においてもこれまで以上に拡大する」
7月 13, 2018 15:53 Asia/Tokyo
イランのヴェラーヤティ最高指導者国際問題担当顧問が、ロシアのプーチン大統領との会談後、「両国の強い関係は今後においてもこれまで以上に拡大する」としました。
ヴェラーヤティ顧問は12日木曜、モスクワ北西部ノボ・オガリョボにある大統領官邸でプーチン大統領と会談し、イスラム革命最高指導者のハーメネイー師のメッセージを伝え、イランのローハーニー大統領の書簡を手渡しました。
また、プーチン大統領との会談に関して、「プーチン大統領は、500億ドル上限の石油産業、天然ガス産業に対する投資の拡大と両国の石油協力の拡大を強調したが、この投資額は、イランから撤退した西側企業の穴を良い形で埋めることができる」と語りました。
さらに、イランとロシアの原子力協力に触れ、「2つの原子炉がロシアにより建造中だ。プーチン大統領はイランにおけるさまざまな段階の詳細を知っている」としました。
ヴェラーヤティ顧問は鉄道協力の拡大もこの会談の中心議題の一つだったとして、プーチン大統領は南北を結ぶルートの計画への投資を強調したとしました。
また、イランとロシアの地域協力について、「イランとロシアの共通の敵の一部が触れ回っているうわさとは逆に、プーチン大統領は、『両国はこれらの国、特にシリアとイラクの合法的な政権を支持するため、シリアと地域における協力を続け、領土を保全する』と強調した」と述べました。
さらに、シリアに関する、イラン、ロシア、トルコの首脳会合はまもなく、テヘランで行われるとしました。
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