故イラン人女性数学者の生誕日が、数学界の国際女性デーに制定

国際数学連盟が、イラン数学協会の女性委員会の提案により、イラン人女性数学者の故マルヤム・ミールザーハーニー氏の誕生日に当たる５月３日を、数学界における国際女性デーに制定しました。

イラン数学協会女性委員会のマフムーディー事務局長は、イスナー通信のインタビューで、「イランが誇る女性数学者の故ミールザーハーニー氏の誕生日を、数学界の国際女性デーにするという我々の提案は、先月３１日に行われた国際数学連盟での一般会合で採択された」と語っています。

アメリカ・スタンフォード大学で教鞭をとっていた故ミールザーハーニー博士は、「リーマン面とそのモジュライ空間の力学と幾何学に関する顕著な業績」を理由に、２０１４年に女性として初めて数学界のノーベル賞に相当するフィールズ賞を受賞しましたが、４年間にわたる闘病生活の後、２０１７年にがんのため逝去しました。