台湾の2つの企業が、イラン産原油の輸入を再開
1月 25, 2016 22:52 Asia/Tokyo
台湾の2つの石油企業のスポークスマンが、イランからの原油の輸入を再開すると発表しました。
ロイター通信がシンガポールから伝えたところによりますと、この発表によれば、台湾中油とフォルモサ・ペトロケミカルの台湾の2つの石油企業が、以前にイランの国営石油会社と合意していた契約の量に達するようにするため、イラン産原油の輸入を再開するということです。
これをきっかけに、アジア市場におけるイランのシェア回復が始まると見られています。
この2つの企業は、対イラン制裁の解除後、イランとの貿易関係を再開したアジアで最初の企業のひとつとなると見られています。
台湾中油のスポークスマンによれば、この企業は今年の3月末から4月にかけて、200万バレルの原油をイランから購入し、それが今年最初のイランからの積荷になるということです。
また、フォルモサ・ペトロケミカルのスポークスマンも、「この企業は、関係者のゴーサインを待っているが、イラン産原油の輸入に新たな制限が設けられるとは考えていない」と語りました。
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