イラン安全保障関係者がパルミラ解放に祝辞
3月 28, 2016 22:09 Asia/Tokyo
イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記が、テログループとの戦闘におけるシリアの軍と義勇兵の勝利と、パルミラの奪還に祝辞を述べました。
IRIB通信によりますと、シャムハーニー書記はシリアのアサド大統領にメッセージを送り、「シリアのテログループに占領されている地域の解放に向けた同国の国民、政府、軍の真の決意と意志は、賞賛に値するもので、この献身と勇気は、地域の歴史に残るだろう」と述べました。
また、「この道においてイランの政府と軍は、シリアと抵抗の中心への完全な支援を継続するだろう」と述べました。
さらに、ISISの脅威が世界に広がっていることについて触れ、シリアをテロ対策の前線だとし、「国際機関とテロ対策を主張している国々は、一部のテログループの評判を高め、彼らを和平協議に参加させるのではなく、シリア政府への支援とテロの本当の戦いに努力を集中させるべきだ」と述べました。
また、テロを消滅させ、シリアに安定を取り戻すことで、この国が国際分野で成長、成熟をとげ、代理戦争や陰謀に対する抵抗の成功例となるよう期待するとしました。
シリア軍は数日間の戦闘を経て、27日日曜、歴史都市パルミラをISISの占領から完全に解放しました。
パルミラは2015年5月、ISISに占領されました。
この都市が陥落したことにより、この地域の2000年以上前の歴史遺産に関する国際社会の懸念が高まました。
ユネスコは26日土曜、パルミラの解放を前に、シリア軍のこの成果を歓迎しました。
ISISはこれまでイラクやシリアの多くの博物館から文化財を略奪し、それを破壊しています。
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