イラン外相、「カショギ氏暗殺関連の米大統領の声明は醜悪]
イランのザリーフ外相が、「サウジ人記者カショギ氏暗殺に関するアメリカのトランプ大統領の声明は、きわめて醜悪だ」と語りました。
トランプ大統領は20日火曜、カショギ氏暗殺に関する声明を発表し、サウジアラビアによる犯罪を指摘せず、またこの事件への同国ムハンマド皇太子の関与を否定する代わりに、イランが地域の情勢不安の原因だと発言しました。
イルナー通信によりますと、ザリーフ外相は20日、ツイッターで「トランプ大統領は、カショギ氏殺害に関する声明の冒頭において、諸悪の根源はイランにあると主張している。おそらく、同大統領に言わせれば、最近のアメリカ・カリフォルニア州での山火事の責任者もイランかもしれない。それは、イランが熊手で山林の手入れをせず、森林火災の回避を怠ったからだろう」と語りました。
「熊手で山林の手入れをしていない」としたザリーフ外相のコメントは、カリフォルニア州での山火事発生をめぐり、多くの失笑を買ったトランプ大統領の最近のコメントを指しています。
トランプ大統領は、「最近フィンランドのニイニスト大統領から、同国では山林の管理に時間をかけ、熊手で森林を手入れし、森林火災の回避に当たっていると告げられた」としました。
ニイニスト大統領は、トランプ大統領のこのコメントを否定し、「アメリカ大統領とこのような内容について語った覚えはない」としています。
サウジ人記者のカショギ氏は先月2日、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館に入った後、行方不明となりました。
サウジアラビアは事件発生から18日間沈黙を決め込み、カショギ氏殺害を否定したものの、国際社会の圧力に押された形で、カショギ氏が同領事館内で殺害された事実を認めました。
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