第32回イスラム団結国際会議が閉幕
第32回イスラム団結国際会議が、最終声明を発表して閉幕しました。
IRIB通信によりますと、この会合の参加者らは終了声明において、「パレスチナの理想は、イスラム国家共同体の中軸的な問題であり、イスラム世界の第1の敵はシオニスト政権イスラエルである。このため、この強奪政権に対抗すべく全力を挙げて同調する必要がある」としています。
また、イスラム教徒間団結、敵の識別による地域・各国内対立の収束の必要性、相違を乗り越えて共通点に集中する事が強調されました。
さらに、この会合に参加したイスラム学者らは、パレスチナ問題の解決策としての「世紀の取引」や、シオニスト入植地建設、パレスチナ人の祖国帰還の権利の無効化や、聖地、アクサーモスクのユダヤ化、そしてシオニスト政権の首都の聖地ベイトルモガッダス・エルサレムへの移転などに対する反対を表明しました。
参加者らはまた、在テルアビブ・アメリカ大使館の聖地への移転を非難するとともに、この問題への対抗の必要性、そして聖地を様々な文明や宗教、そして平和の都市として残すべきことを強調しています。
さらに、あらゆる形での政治、文化、スポーツ面でのシオニスト政権との関係正常化への反対を表明しました。
第32回イスラム団結国際会議は、「聖地、共同体団結の中軸」というスローガンのもと、81カ国の学者や思想家、政界の要人など350名以上が参加してテヘランで開幕し、26日に終了声明を発表して全日程を終了しています。
ラジオ日本語のフェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.facebook.com/ParsTodayJapanese
http://youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ