4月 08, 2019 19:30 Asia/Tokyo
  • ラーリージャーニー国会議長(左)
    ラーリージャーニー国会議長(左)

イランのラーリージャーニー国会議長が、「アメリカはイランの政府と国民に経済的な圧力をかけ、経済テロリストを演じている」と語りました。

ラーリージャーニー議長は7日日曜、カタールの衛星TVアルジャジーラのインタビューで、「アメリカは、ひところはイラクでテロ組織ISISを形成し、この組織にイスラム諸国の間で問題を起こさせていた。だが現在では、一部の地域諸国に圧力をかけて、経済テロリストの役割を演じている」と述べました。

またイラン核合意と、この合意からアメリカが離脱したことに触れ、「唯一の問題国家を除きすべての国が遵守している合意を、イランが遵守しない理由はない」としました。

さらに、イラン国民に課しているアメリカの一方的な制裁にも触れ、「イランは一大国家として、豊富な専門的人材や可能性に恵まれている。このような制裁措置によって屈服することはない」と語りました。

ラーリージャーニー議長はまた、「イランは核問題において他国の支援をまったく当てにしていない。今日、核問題におけるイランの位置付けは否定できないものだ」と強調しました。

さらに、ロシアによるシリア駐留や対イラン協力について、「シリアでのテロ対策に向け、イランとロシアの間で建設的な協議は続けられている。その一方でアメリカは、常に舞台裏でテロリストを支援しておきながら、シリア撤退を公言している」と非難しました。

 

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