May 25, 2019 21:15 Asia/Tokyo
  • タフテラヴァーンチー国連大使
    タフテラヴァーンチー国連大使

イランのタフテラヴァーンチー国連大使が、「アメリカのイラン核合意離脱は、安保理決議2231を初め国際法規への明らかな違反だ」と語りました。

タフテラヴァーンチー大使は、米国紙ワシントンポストにコメントを寄せ、「アメリカの核合意離脱に対して、イランが核合意に留まることを決定したのは、ヨーロッパ諸国の要請によるものだった。またヨーロッパ諸国には十分な猶予が与えられ、アメリカの一方的な離脱や約束不履行の影響でイランが失ったものを補填させることになった」と説明しました。

また、「イランは、アメリカの離脱後1年間にわたり、辛抱強くヨーロッパ側の実際の行動を待った」とし、「特にヨーロッパをはじめ核合意に留まった国々は、この合意に従って自らの責務を完全に遂行し、イランの被った弊害を保障すべきだった。だが、ヨーロッパがこれまで経済分野において具体的な成果をほとんど上げていないことから、わが国は義務の一部履行停止という選択肢を取らざるを得なかった」としました。

さらに、「イランに対するアメリカのアプローチは、首尾一貫していない」と指摘し、「アメリカの政府関係者や中東地域諸国の首脳の一部はアメリカ大統領にイランに強硬かつ過激な政策をとるよう迫っている。このことはもはや誰の眼にも明らかだ」と述べました。

タフテラヴァーンチー大使はまた、「アメリカが最近ペルシャ湾に戦艦を派遣したことは、アメリカの政府関係者や一部地域諸国の首脳らによる捏造された情報提供に頼った結果だ」とし、「アメリカの同盟国や議員さえも、このような虚偽の報告を信じていない」とアメリカの行動を強くけん制しました。

 

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